こんにちは、鈴木です。
前回のメールは、セッションで使える
ノンバーバル(非言語)
コミュニケーションについてお伝えしました。
このメールをお読みいただいている読者の方から、
facebookメッセンジャーに
「早速意識してみたら、セッションがスムーズに行えた!」
という感謝のメッセージもいただきました。
やはり、知識を得るだけでなく
自分で試してみると効果がありますね!
ぜひ、あなたもやってみてください。
今回は、売り込まなくともあなたに興味関心を抱いてしまう
バーバルコミュニケーション
の取り方をレクチャーしますね。
ポイントは3つです。
1) お客様に関心を持つ
2) 共感ポイントを探す
3) お客様に貢献する
それぞれ、順を追っていきましょう。
まず1つ目は「お客様に関心を持つ」こと。
前提として、お客様に関心を持ってもらうためには、
あなたから関心を持つことが先です。
相手に関心を持たないで 、
自分にだけ関心を持ってもらいたいというのは不可能です。
これを言うと当たり前だよそんなこと!と思うかもしれません。
ですが、
私のスクールで、
対面セッションのシミュレーション講義をしていると
無意識レベルで
「私が」「私が」
と、必死に自分だけが喋っているセラピストも見受けられるのです。
なので、あなたも気をつけていきましょうね。
すでに書籍を出版していたり、
セラピストとしての知名度があるなど
なんらかの形であなたが認知されているなら、
パワーバランスをやや上に置いても対応できるかもしれませんが、
まだそこまで辿り着いていないのであれば、
あなたがお客様に関心を持ち、まずはお客様の話を聞いてあげましょう。
傾聴しなければ 、
相手がどんな人なのかはわかりませんし
どんなアドバイスが効果的なのかも判断できません。
あなたのことを知ってもらい、
あなたのセラピーに満足いただくためには、
あなたのことを敵ではなく
味方
つまり「自分の想いを打ち明けるに値する人」だと
感じてもらうことが大切です。
誰でも、自分の話は真剣に聞いてもらいたいのです。
聞いてもらえた、ということは
自分を受け入れてもらえた、という思いにつながります。
そして、この承認の欲求を満たされることではじめて、
あなたが何者なのかに関心を持つのです。
認められたいという人間心理を踏まえながら、
発する言葉を意識してくださいね。
続いて、2つ目のポイントは
「共感ポイントを探す」
ことです。
セッション中の会話の内容から、
自分との共感ポイントを探すよう、アンテナを張りましょう。
例えば、同じようにに子育てをしているママである。
出身地が一緒。
長くOLとして会社勤めをしていた。
個人事業主など、同じようなスタイルで仕事している。
俳優の〇〇さんが好き。
趣味で〇〇をやっている。
など、何か共通点となるキーワードを見つけ、
それをお客様に伝えます。
すると、
相手は「自分と同じ種類の人だ」と安心感を覚えるでしょう。
これは、
とくに初めての方にセッションや施術をするときに
大いに役立ちますよ。
ただし、注意が必要なのは
あまりにもプライバシーに突っ込んだことを掘り返さないということ。
会話中、お客様の表情が一瞬曇ることがあれば、
その話題にはこれ以上触れないようにしましょう。
こんなわずかな変化を見逃さないのも、
セラピストとしての腕が試される場面ですね!
お客様との共感ポイントを見つけたあと、
3つ目に意識することは
「お客様に貢献する」
というアクションです。
これまでの会話の中で、
あなたがお客様にできることを伝えてみましょう。
これは、
ささいな貢献で良いんです。
「子育てで悩んだ時は、いつでも連絡くださいね」
「大声で笑いたい時は付き合いますよ!」
など、なんでも構いません。
あなたがお客様のためにできる、小さな貢献を伝えましょう。
これで、
ますますあなたへの関心と信頼が増しますよ。
※注意 :
「この人の困っているところ見つけなくては」という
スタンスでいくと上手くいきません。
なにも、あなたが自らお客様を
「困っている人」に仕立てあげなくてもいいのです。
お客様の信頼が行き過ぎて、
あなたへの依存にならないよう、貢献のさじ加減も必要ですよ。
この3つのバーバルコミュニケーションを行うとき、
本気でお客様と向き合う
ということを忘れないでください。
人の心持ちは、言葉に、表情に現れ
お客様にも伝わります。
テクニック的な話をすると、上手くできませんという方が
必ず出てくるのですが、
上手くやるのではなく、
お客様とどう向き合うかが大切です。
先ずは 本気で向き合う事です。
バーバルコミュニケーションと
ノンバーバルコミュニケーション。
これらを意識していくと、
あなたのセッションスキルや、コミュニケーション力も
必ずアップします。
コミュニケーション力は、
今からでも十分つけることが可能です。
あなたが
本当に自分のセラピーを伝えたいと思うなら、
ぜひ試してみてくださいね!
やってみた人から、
プロセラピストとしての力が磨かれていきますよ。