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【2】昔話
手とグラフ


こんにちは、鈴木です。

今回は、
自己紹介も兼ねてちょっと私の昔話をさせてください。

実は、私は元銀行員でした。
OL時代に出会った主人と結婚後、息子の妊娠を機に
会社を退社し、
しばらく子育てに専念しました。

女性には、このような人生イベントに直面すると、
自分のやりたいことを一時的に
セーブせざるを得ない時期もありますよね?
もちろん、一家を守る母として家庭を築いていくのは
とても誇らしく、幸せなことです。

が、元来 ジッとしていられない、
仕事大好き人間な私は

何かしたい!
仕事したい!

と、
二人の息子たちの育児に追われながら日々悶々としていました。
でも、近くに両親は住んでいません。
近場に子どもを預かってもらうあてもありませんでした。

数年後、
ようやく子どもたちが幼稚園に入園し、
さあ何か仕事をしよう!と再び仕事欲が沸き始めました。

しかし、ここでも小さな壁にぶつかります。
「フルタイムで働くには、幼稚園のお迎えに間に合わない!」

もしかすると今、
私のような葛藤を抱えているお母さんも多いんじゃないでしょうか?

何かしたい!だけど家庭を犠牲にしたくない。
じゃあ、可能な範囲で家族に迷惑を掛けず、仕事しよう!
そう決断するお母さんたちの気持ち、
とてもわかります。

けれど。
そもそも「家族に迷惑」というこの罪悪感って、なんでしょうね?

私の場合、

ずっと家にいること = 迷惑を掛けないこと

つまり「迷惑をかけていない」ということを家族や世間に
認めてもらなければ立派な母親になれない、と
大きく勘違いしていました。
ですが、

限られた隙間時間を有効に使うことで、
もっと自由に、
朝9時から夕方5時までのフルタイムに
こだわらない仕事の仕方が選べることに気がついたのです。

「~ でなくちゃいけない」
「~ しなきゃ!」
「こんなこと、主婦の私がしちゃダメ」
「こんなこと、私にはできない!」
「どうせ無理だし」」

と、
家庭の事情を理由に、勝手に自分の可能性も封印していたのは

ほかでもなく、私自身でした。

要は、
なんでもやり方次第だということは今ならわかります。

女性は完璧主義な方も多いです。
全部、きちんとやっていないと認められないと勘違いしている方は、
セラピスト中にもたくさんいます。

実は、
「人に認められない」というのは、
自分自身が、自分を認めていないということが
他者によって顕在化されているだけなんですよね。
あなたの心のうちを、鏡のように他者を使って
見ているだけなんですよ。

もし、あなた自身が
完璧を求めて苦しくなっているのなら、今こそ
あなたの中にある罪悪感を
手放すときかもしれませんね。

こうして主婦から仕事復帰を決意した
私が選んだ道は、

同じ様に子育てしながら起業し、会社を立ち上げた元同級生のところで、
パートとして働くことでした。

彼女は、服飾デザイナーでもあり社長。
自らが子育て真っ最中ですが、会社勤めではないので
ある程度時間の融通が利きます。
彼女自身、
キャリアを諦めず自由に仕事したい!との思いが
起業することの背中を押したらしいのです。

私も彼女のような生き方をしたい!
同級生とはいえ、自分の前を行く彼女に
ついて行くことを決めました。

あれから20年以上が経ちます。

国策としても応援されているし、
女性が独立起業するハードルがうんと下がった現在と、
バブル期の当時は働くことへの意識や価値観も大きく違います。

今思えば、彼女は当時すごい決断をしたんですよね!
・・・。
私には、そんな勇気は到底ありませんでした。

パートとして働くことになった先は、
生地の買い付けから販売までを自社で行い、
オリジナルでファッションブランドを立ち上げていました。
社内だけではなく、取引先ともコミュニケーションを取り、
自分たちでイベントを企画したり、
店頭ディスプレイを考えたり。

当時、
大手の生地流通商社など、
小さなオリジナルブランドが足を踏み入れるには
躊躇するであろう場所まで買い付けに行きました。
愛知県在住でしたが、東京・大阪などにも出張させてもらいました。

こうして、仕事を通してできることをどんどん増やし、
目に見えて成果が出る達成感を味わっていました。

数年のブランクがあるのに、
ゼロからイチを作り上げる経験をさせてもらったことは、
雇い主の友人にとっても、大きな賭けだったと思います。

本当に感謝しているし、
いまの私自身の、仕事に対する基盤を作ったともいえます。

これは、
私だけではなくあなたにも当てはまります。

どんなに小さくてもいいから、成功体験を積むこと。
そして、チャレンジできる環境を選ぶこと。
そして、あなた自身が自分の可能性に制限を設けないこと。

この3つが、人生を拓くカギとなります。

「私なんか、こんな場所行けない」
「できるハズない!」
「無理、無謀!」

もしかして、今こんな風に思ったりしていませんか?
もう、愚痴・泣き言はやめましょうよ。

女性は、想像力が豊かです。
ゆえに、それが時として自分の行動にブレーキをかけることもあります。
やってもいないうちから、
想像力をマイナス方向に膨らませたあげく
不安になって半ばあきらめていること。

でも、あきらめきれないことって
誰にでもひとつはあると思います。
あなたはどうでしょうか?

最初から大きなことを目指すから、
今の自分とのギャップに悩んでしまうんですよね。

でも、
案外、できること・必要とされるって身近にたくさんあったりします。

話を戻しますね。
パートで働きはじめた当時は、
ちょうど子どもの手のかかる時期でした。
好きな仕事とはいえ、買い付けの為に泊まりで出張するのは
現実的に難しいと考えました。

そこで、私がどういう生活を送っていたかというと
主人の休みを見計らって、始発に乗り最終で帰宅。
その前日に、朝昼夜3食家族の食事を作り、夜中に洗濯。
ようやく出張準備に取り掛かる。

このような状況でした。
私も、無駄に完璧主義なんです(苦笑)
望んでやっていたこととはいえ、毎日心身をすり減らしていました。

これも、任せられるなら思い切って主人に
お願いすれば良かったと今となっては思います。

今だったら、
どうせ頼っても無駄だと、相談する前に感情的にならないで
「とりあえず、自分思いを伝えてみる」
ことから試してみると思います。

家庭との両立に苦闘しながら、
やりがいのある環境で仕事ができる喜びを感じていましたが、

ある日、
この環境を手放す時が来ます。

そこには、
父親との関係、そして

セラピスト

という、仕事との出会いがありました。
この話の続きは次回、お伝えしますね!
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